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目線を同じにする教育

子どもを教える教育現場にいたとき、まだ新米だったこともあり、とにかく子供の味方でいようと考えていました。それには、子供が何を考えているか子供の目線になって教育することが重要です。例えば、休み時間に外で遊ばず、教室で絵を描いている子がいました。普通なら教室から追い出して外で遊ばせるのがセオリーです。外で遊ぶと心肺機能も高まり、風邪にも強くなります。しかし私は、自分自身が外で遊ぶのが嫌いだったこともあり、頭ごなしにいう気にはなれませんでした。どちらかと言うと私も休み時間はじっと教室で絵を描きたいタイプだったからです。そこで、どんな絵を描いているか、絵を描くのが好きなのか、と話しかけてみると、意外にも詳細な将来のビジョンを話してくれました。絵を描くのが好きなので将来絵を描く仕事をしたい、と、小学生の低学年にして夢を語れることに感心しました。絵描きになるにも体力は必要だから、次の休み時間は外でも遊ぼう、と提案し、同意を得ることができました。

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